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第14章 続編 天国へと続く恋

すっかり私より背の高くなってしまったエリン先生は、もうどこから見ても完璧な美少年で、百発百中、狙ってなくても幼女から老女に到るまで一人も洩らすことなくなくハートを撃ち落とすガンナーです。混血の天才医師、ケチのつけどころもない性格のエリン先生ですから、そりゃあもうモテるのなんのって。


「どうしたの？しかこさん」


本来ならカルテや診察器具が若干置かれる程度のデスクの上も差し入れやら贈り物やらで山になっています。毎日毎日新しい山が出来るのだからどうしようもない。入院中の患者さんなんかは手作りの編みぐるみだとか作っている時は本当に幸せそう。そう恋を楽しむことは何より身体を健康へ導くのだからいいことなのは確かだけれど。


「しかこさん？」


私、複雑な気分です。