パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第14章 続編 天国へと続く恋

エリン先生はクスリと笑って後ろからギュッと抱きしめて来ました。微かに香る先生の匂いがして胸がキュンとします。


「どうしてふてくされているんですか」


優しくて温かくて甘い声が耳元で囁くだけで、私の頭はとろけちゃうみたいに働かなくなる。


「反則です、先生」

「しかこさん、ヤキモチかなぁ？」


可愛いね、と小さく付け足してから首筋にキスをして、体中に走るゾクゾクとした快感が私をショートさせていくの。


「そんな、じゃ、ない、です」

「じゃあ、どんな？」


動きを止めたエリン先生が、私の言葉に注目して、私は快楽に溺れてしまいそうなまま、ゆっくり絶望を吐き出しました。


「私なんかが、……私よりもっと」


もっと歳の近い女の子のほうがいいんじゃないかとか、もっと可愛い娘は他にいくらでもいるんじゃないかとか。私はエリン先生に釣り合いが取れるほど出来た人間じゃないだろうし。劣等感に包まれて尻込みしてしまう自分がいて。

エリン先生にも、先生に恋するたくさんの人々にも。申し訳なく思ってしまうのです。