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第16章 特別付録

「じゃあエリン先生のはどうなんですか」

「僕の結果は《aaaab》です。性格は『理想が高く、倫理感や仕事に対する責任感も充実していて、適度の思い遣りや寛容の精神も有り、非常に合理主義者で判断力や分析力も高く、感情面でも喜怒哀楽の表現が潤沢。が、やや気儘。しかしその方が仕事には強い意味合いが有るので、やはりほぼ満点に近い性格』……性格に点なんてつけません。

恋愛・結婚は『現在の考え方のバランス状態を狂わさない限り、性格的な欠陥によって恋愛や結婚の破綻する確率は非常に低い。但し大きくバランスの崩れた相手と結婚した場合には、判断力が高く行動力が旺盛なのでいとも簡単に離婚へ踏み切る事も』……そんな相手と結婚した時点で判断力に疑問です。

職業適性は『性格面からは一般的な職業の全てに適性有り。特異な性格の持ち主の方が却って適性のある特殊な職業では適性が乏しいともいえる』……どんな特殊な職業でしょう？

対人関係『物の考え方や性格的な面から見て格別に注意を払わなければならない様な点は殆ど見当たらないが、何かの際貴方と周囲の人々が表面的には同じような言動を取っていたとしても、貴方の場合はかなり高いレベルの判断や感情の動きでそのような言動を取って行く場合が多いので、周囲の人々も自分と同程度の理解や判断の基に、そのような行動を取っているのだと解釈しない方が賢明』……これ、聞いてておもしろいですか？」

「やっぱりこういう結果なんですね(泣)」


※エゴグラムで検索すると、色んなサイトがあります。表現などに多少の違いや特色がありますが、自分や自分の作品キャラで調べてみるのも一興です。（作者談）


「でもこれって自主申告なテストですよね。自分はこういう人間だろうっていう自意識ばかりが反映されてる気がします」

「無自覚な部分もバッサリ判定されてみたいね」