この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
天使さまっ!
第17章 追加:ワザワイのあとで
エリン先生がぎゅうっと抱きしめてきて、何かロマンチックなことを言ったりしたかもしれませんが、私は私で生まれてはじめてイったりしたかもわかりません。
ガクガクとした震えが治まって、私がグッタリと荒い息を小さく繰り返していると、耳元でエリン先生が言いました。
「ちゃんと聞いてた?」
「無理ぃ……!」
笑いながらエリン先生は、舌を絡めてディープキスをしてきました。まだ余韻の残る身体がまたビクビクしちゃって、のぼせそうです。
「しかこさんが彼には不感症で僕には感じてくれるのはさ、」
「?」
「……だったら嬉しいなぁ、って」
「?」
「だぁかぁらぁ。デズモンド・モリスがぁ!」
「誰ですか?」
だいたい、えっちなことしながら難しい話とか、ぜんぜん無理ですから。無理無理。