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天使さまっ!
第17章 追加:ワザワイのあとで
「確かオーストラリアの泌尿器科学者ヘレン・オコネルが、陰核は先端のクリだけじゃなくて膣壁も陰核だ、って。膣の側壁の表皮を取り除くと陰核の球状部分が現れて三日月形をした勃起性の組織が」
「うわわ、表皮を取り除くとか、ちょ」
「ん、あぁごめん。えーと。とにかくアレです、膣では感じたりしないんですが、場所によっては中からでも陰核を――まあ僕の指だと、グレフェンベルグ・スポットくらいしか届かないかもしれませんが」
「?」
「通称『Gスポット』は恥骨の背後にあり尿道を取り巻く小さな領域で、膣壁の前部、腹部側から触れることができ、大きさはかなりの個人差があるようで」
「あっ、」
「ここみたいですね」
だめだめだめ、何か変なの来ました。もう先生が何言ってるかわからないけど、体の構造って意味ではプロだから。女の子をイかせようと思ったら、きっと朝飯前なんだ。やだやだ、何かでちゃう。
「1967年にはデズモンド・モリスがポピュラーサイエンスの著書『裸のサル』において、女性のオーガズムは、男性パートナーとの肉体的な親密さを促進し、つがいの結び付きを強めるために進化したのではないかと示唆し、また、男性に比べオーガズムに達するのが比較的難しいことで女性は、他の霊長類の配偶者選択において見られるような身体の大きさや攻撃性ではない、忍耐力、気配り、想像力、知性といった特質を持つ男性を選択するように導かれ、ダーウィン的進化において有利となるのであろうと推測・主張した。――ってうぃきぺでぃあで見ました」