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天使さまっ!
第4章 私の事情
「しかこさんの悩みも聞かせてください」
私はすっかり閉口してしまう。だって彼氏に不感症かと言われただなんて、
「口が裂けても言えないわ、そんな恥ずかしいこと」
「恥ずかしいことなんですか?」
うわぁああっ!なんで口に出したの私!裂けたの?
「大丈夫です。何も心配いらないのでコッソリ教えてください」
満面の笑顔で胸を叩いてエリン先生はエッヘンと、可愛いんだけど。私はそれどころじゃなくて真っ赤になる。
「僕は医者です。精神科でも婦人科でも、何でも大丈夫です」
婦人科、でも?