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天使さまっ!
第2章 天使さまとの出会い
「きゃうっ」
私が弾き飛ばしてしまった男の子は、可愛い悲鳴と共に尻餅をついたの。
私は大慌てで男の子の前に膝をついて助け起こし、ぶつけたお尻をさすってあげたわ。
「ごめんね、痛かったね、大丈夫?」
小さな男の子、もしかしたらどこか病気や怪我をした患者さんかもしれないのに。うっかりとかそんなの言い訳にならない。涙ぐんで必死に心配する私に、キョトンとした顔が向けられた。
あ、
この子
すごく可愛い…
あまりにも綺麗な顔立ちに、思わずキュンとしてしまったの。小さな男の子相手にトキメクなんてどうかしてるわ!