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第2章 天使さまとの出会い

素敵な天使に遭遇出来たことで私の緊張もほぐれて、ニマニマしながらナースステーションに到着すると、一気に現実に引き戻されてハッとしたわ。


「おはようございます。今日から配属されました百瀬しかこです」


変な名前とかよく言われるから自分の名前は嫌い。鹿子は馬鹿子とか小学校の頃言われたし。

ナースステーションにいた婦長と思われる人が挨拶を返してくれたわ。頭に乗せたナースキャップにしるしがあるの。三本線だからきっと婦長さん。

言われるままにタイムカードを捺して、渡されたナース服を持って奥の更衣室に向かうと、私と同じ新米さんが何人か着替えをしてたわ。