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第12章 続編 ワザワイはワスレタコロに

二人きりの診察室から逃げ出した私は、フラフラとした足取りで売店に向かい、ほとんど周りも見えてませんでした。


（完全に遊ばれています。もしくは本気でアレでしょうか、エリン先生ってばどこまで冗談かぜんぜんわかんないし！）


いい大人がなぁ。翻弄されてしまうのはホレた弱味っていうやつですかね。

でもこんなにドキドキしたり、ちょっぴり期待をしちゃってたりする自分もいて、非常によくない感じです。なんていうか仕事に集中しないと、です。

それに、ちょっと怖いような、そんな気もします。今まで自分の体が知らなかった感覚がどんどん開発されて不安です。


（ほとんど言葉責めだけで！）


果てしない敗北感。エリン先生には絶対勝てなさそう。