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理性を失くした世界
第2章 第二章
ーー小屋ーー

「あなたの名前は何ていうの?」

「俺は、サイファだ。」

「そうなんだ…。サイファって呼んでもいい?」

「ああ…」

とりあえず名前を教えて貰えたので私はずっと言いたかった事を言った。

「ねえサイファ。私…小屋に着いてからずっと身体が熱いの。どうすれば治るの??苦しいよ…。」

彼は少し考えて大体の理由を把握した様な顔をした。

「多分あいつは媚薬を使ったのだろうな。お前は薬を飲まされたり、何かを塗られたりはしなかったか?」

薬を飲まされたり、何かを塗られたり…
私は記憶を辿った。

「…そうだ!確かロリアが…その……あの…」

「…どうした?」

「ロリアのアレに…あの…、、何かを塗っていた様な気がするの///」

「それの仕業だろう。俺で良ければ治してやれるが…

「本当!?どうやってやるの?」

方法があるなら勿論やってほしい。
「セックスをするんだよ。」

最初はビックリしたが、
彼は真面目な顔をしている所を見て、本当なんだと思った。

「…わかった……。」

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