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理性を失くした世界
第3章 第三章

「でもどうして?私、認められる様な事を全くしていないけれど…。」

「それはな、お前、俺の尻尾をずっと触れていただろう?それが俺に認められたって事だよ。」

「そうなんだ…。」

「まあいい、支度をしろ。今日の夜火の国へと認められに行くぞ。」

「うっ、うん!わかった!急いで支度するね!」

一人残ったサイファはふとつぶやいた。

「…理性が無くなりし時の少女、、、きっとメロの事だろうな。いや、絶対にそうだ。」

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