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理性を失くした世界
第1章 第一章
「あの…つかぬ事を聞くのですが、あなたは森の外にいるみんなみたいにおかしくないですよね?あと、どうしてこの小屋に?」
この小屋は普通に見つける事は出来ない。だって、この森の木は動くから。私が迷わずに来れるのは、森に信頼されているから小屋にたどり着けるのであって、普通の人間が入ってくると森は警戒し、侵入者を森から外へ出すのだから。
「俺を森の外にいるクズ共と一緒にするな。ここは俺の小屋だからだ。」
「…えぇぇぇっ!?どうしてあなたみたいな口の悪い人が…」
「口の悪い?誰に向かっていっている?俺は神だぞ?この虫ケラが。」
私はパアッと顔を明るくし、こう言った。
「あなたがもし神様なら、森の外に居るみんなを助けて下さい!!」
「…おまえはあいつに似ているな。…だが、今はまだそれは出来ない。だがお前は理性を失っていない。だから少し試させてもらうぞ。」
「えっ?」
その時、私の口の中に生暖かい彼の舌が入ってきた。彼は絶え間無く私の口の中を犯していく。
「…はっ…ふぅ…」
意識が…飛びそう…
「意識が飛びそうなんだろ?飛ばしちまえよ?」
「い…やだ…!!!」
私はまどろむ意識を自分で引き戻した。
すると、男が口の中を犯すのを止めこちらを向いてこう言った。
「お前が…あのときのメロだったのか…」
「え…、じゃああなたはもしかしてあの男の人なの…?」
「あぁ。」
不意に涙が出てきた。
「うぅっ…急に居なくなったから凄く寂しかった…!…ねぇ、どうして今はまだ出来ないの…?一体何をすればみんが助かるの!?」