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狂い咲く花
第13章 二、美女桜 - 家族の和合
自分たちの手で抱ける日が来るとは夢にも思っていなかった2人は大事そうに蘭子を抱きしめた。
「美弥ちゃん…ありがとう…。相楽さんは知ってるのかい?君たちがここにいるのは」
「ええ。父の許しはもらっています。そして父から伝言です。『たまには孫の顔を見にきなさい』と。遠慮せずに足を運んでください。私も両親も葉月も待っていますから」
その言葉に、また涙する2人だった。
それだけ、2人の心にも傷が残っていたのだと初めて知った。
「おじさまにお願いがるんですけど…」
「言って見なさい。美弥ちゃんの願いならなんでも聞いてあげるよ。」
「ありがとうございます。蘭子の着物を作ってあげようと思っているんです。それで生地を探してて…葉月がおじさまたちのこと思い出させてくれて」
葉月の父親はにっこり笑って承諾してくれた。
「美弥ちゃん…ありがとう…。相楽さんは知ってるのかい?君たちがここにいるのは」
「ええ。父の許しはもらっています。そして父から伝言です。『たまには孫の顔を見にきなさい』と。遠慮せずに足を運んでください。私も両親も葉月も待っていますから」
その言葉に、また涙する2人だった。
それだけ、2人の心にも傷が残っていたのだと初めて知った。
「おじさまにお願いがるんですけど…」
「言って見なさい。美弥ちゃんの願いならなんでも聞いてあげるよ。」
「ありがとうございます。蘭子の着物を作ってあげようと思っているんです。それで生地を探してて…葉月がおじさまたちのこと思い出させてくれて」
葉月の父親はにっこり笑って承諾してくれた。