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狂い咲く花
第16章 二、風車 - 策略
「病気…?」

「そう…なんて言ったらいいかな…つまり…使い物にならないというか…」

困りながらもそれらしい嘘を並べる。

「使い物…?葉月の元気だよ?」

裾の中に手を入れて、元気に膨張している葉月のモノを握りしめた。

「アッ…麻耶!!」

葉月の強い言葉に身体を硬直させる。

「あっ…ごめん…えっっと…大きくなると…痛いんだ…そう、痛いんだ。だから手を離してくれる?」

「痛いの??」

痛いという言葉に反応する。

「うん。だからできないんだ…ごめんね」

静かに頷いた麻耶に安心した葉月だったが、まだ麻耶の様子が変だと感じた。
足をすり合わせてどこか落ち着きがない。

「麻耶?どうした?本当にどこか調子でも悪い?」

顔を上げない麻耶が心配になって、首にかかる髪を掻き揚げようと首に手を這わせて上を向かせようとする。

「アアンッ」

身体をびくつかせ、甘い喘ぎが零れる。

「麻耶…?」
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