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狂い咲く花
第17章 二、千寿菊 - 嫉妬
「…葉月が…途中でやめたって…どういう事?」
いつもより低い声で南和がやっと口を開く。
麻耶は悪びれもなく、昨日の出来事を包み隠さず話し始めた。
そして…
「だから…イキたいの…南和…イカせて」
全てを語りつくすと、南和の想いもお構いなしで快楽を求める。
自分だけに心も身体も向いていると思っていた南和は、麻耶の言葉に怒りさえ覚えた。
麻耶が求めれば言葉も快楽も全て与えているのは自分なのに、未だに葉月を慕う麻耶に、麻耶に思われる葉月に怒りを覚え突き放す。
「もう…もういい…そんなに葉月がいいなら、葉月にしてもらえばいい…これっきりだ」
麻耶の肩を少し強い力で押して、拒絶する。
体を押された麻耶はバランスを崩し後ろに倒れた。
「僕しか見ない麻耶なんて、いらない…」
すごみを効かせて冷たく突き放す。
「いら…ないの…?」
「ああ。いらない…僕、言ったよね?約束したよね?誰も求めない…特に何もしてくれない葉月には求めない、僕だけを求めるって…その変わりに僕が麻耶の願いを全て叶えてあげるって…それなのに、お前は葉月を求めた…他の男と交わる女なんていらないんだ。…だから、終わりだ」
それは2人が身体を交わった時からの約束だった。
誰とも口づけをせず、身体を交わらない。
特に、この7日間は絶対に葉月を求めないと誓わせた。
何度も言い聞かせて麻耶も受け入ていた約束のはずだった。
だけど、それをあっさりと壊してしまう。
いつもより低い声で南和がやっと口を開く。
麻耶は悪びれもなく、昨日の出来事を包み隠さず話し始めた。
そして…
「だから…イキたいの…南和…イカせて」
全てを語りつくすと、南和の想いもお構いなしで快楽を求める。
自分だけに心も身体も向いていると思っていた南和は、麻耶の言葉に怒りさえ覚えた。
麻耶が求めれば言葉も快楽も全て与えているのは自分なのに、未だに葉月を慕う麻耶に、麻耶に思われる葉月に怒りを覚え突き放す。
「もう…もういい…そんなに葉月がいいなら、葉月にしてもらえばいい…これっきりだ」
麻耶の肩を少し強い力で押して、拒絶する。
体を押された麻耶はバランスを崩し後ろに倒れた。
「僕しか見ない麻耶なんて、いらない…」
すごみを効かせて冷たく突き放す。
「いら…ないの…?」
「ああ。いらない…僕、言ったよね?約束したよね?誰も求めない…特に何もしてくれない葉月には求めない、僕だけを求めるって…その変わりに僕が麻耶の願いを全て叶えてあげるって…それなのに、お前は葉月を求めた…他の男と交わる女なんていらないんだ。…だから、終わりだ」
それは2人が身体を交わった時からの約束だった。
誰とも口づけをせず、身体を交わらない。
特に、この7日間は絶対に葉月を求めないと誓わせた。
何度も言い聞かせて麻耶も受け入ていた約束のはずだった。
だけど、それをあっさりと壊してしまう。