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狂い咲く花
第17章 二、千寿菊 - 嫉妬
「それだけで…許してもらえると思っているの?」
冷たい言葉に、麻耶の表情が固まる。
先ほどまでのあどけない顔はそこにはない。
これ以上、どうしていか分からない麻耶は南和がいなくなる恐怖に怯えていた。
それほどまでに心を向けさせても、南和は満足しない。満たされない。
「そんなに、僕と離れるのがイヤ?」
コクリと頷く。
「約束を破ったのは麻耶だけど?」
「…ごめんなさい…」
「もう…葉月を求めない?」
「南和とだけ、気持ちよくできればいい…」
南和に抱き付いて泣きだした麻耶を、抱きしめて耳元で低い声で囁く。
「約束をしても麻耶の事は信じられないよ…嘘つきだからね…。だから、今から言うことを最後まで成し遂げられたら許してあげる…甘ちゃんな麻耶は頑張れるかな?」
「頑張る…南和に信じてもらえるために頑張る」
力強い言葉で答える麻耶を見て、少しは期待できるかもと思う。
しかし、南和が仕掛ける快感にどこまで耐えきれるのか、南和も楽しみでならなかった。
冷たい言葉に、麻耶の表情が固まる。
先ほどまでのあどけない顔はそこにはない。
これ以上、どうしていか分からない麻耶は南和がいなくなる恐怖に怯えていた。
それほどまでに心を向けさせても、南和は満足しない。満たされない。
「そんなに、僕と離れるのがイヤ?」
コクリと頷く。
「約束を破ったのは麻耶だけど?」
「…ごめんなさい…」
「もう…葉月を求めない?」
「南和とだけ、気持ちよくできればいい…」
南和に抱き付いて泣きだした麻耶を、抱きしめて耳元で低い声で囁く。
「約束をしても麻耶の事は信じられないよ…嘘つきだからね…。だから、今から言うことを最後まで成し遂げられたら許してあげる…甘ちゃんな麻耶は頑張れるかな?」
「頑張る…南和に信じてもらえるために頑張る」
力強い言葉で答える麻耶を見て、少しは期待できるかもと思う。
しかし、南和が仕掛ける快感にどこまで耐えきれるのか、南和も楽しみでならなかった。