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第17章 二、千寿菊　-　嫉妬

「分かった…約束守れたら…いっぱい愛してあげるよ…僕の愛しい…麻耶」

舌で花芽をペロリとひと舐めする。

「ひゃぁっ…」

ガクガクと震えて崩れ落ちそうになる。
咄嗟に腰に手を伸ばし自分の方に引き寄せて、崩れ落ちそうになるのを阻止する。
完全に防ぐことは出来なくても少しぐらいは支えてあげられると手を貸すことにした。
花芽を丹念に舐め上げながら、絶頂への道を駆け上らせる。
皮を剥いて直接舐めれば、今までに感じたことのない快楽が麻耶の身体を駆け巡る。

「イヤァァァァアアア…南和…それ…ダメぇぇぇ」

腰が引けて、腕から逃げようとするが逃がられるわけがない。
がっちりとした腕に抑えつけられ今まで感じたことのない快楽を受け入れるしかなかった。
直接舐められ、歯で撫でられると鳥肌が立つほどの刺激が駆け巡る。

「やめてやめて…南和…アアアアッイッちゃう…イッ…」

身体をいつも以上に跳ね上げてイキ、それと同時に全身の力が抜けて倒れ込む。
後ろに倒れないよに自分の方に引き寄せて、南和の胸の中に雪崩れ込む。
肩で大きく息をしながら、両足はガクガクと震えていた。
全ての限界まで我慢していたことが南和には伝わった。
自分の為に、そこまで我慢して頑張った麻耶の姿に満足した。