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狂い咲く花
第3章 一、昇り藤 - いつも幸せ
手枕で横になると、擦り寄り抱きついてくる。
早く寝せて美弥の元に行きたいと、その背中をポンポンとあやす様にたたき眠気を誘う。
いつも以上に密着してくる麻耶にドキドキする。
胸が当たり、子供と言っても女性なんだと実感した。
間違っても何も起こる事はないと分かっていてもこのままでは駄目なことぐらい分かる。
どんなに妹と思っていてもやはり血の繋がらない女性。
先ほどのように膝の上に乗せる事とは訳が違う。
添い寝を、それも布団の中での添い寝を承諾したことを後悔してしまう。
スースー
そんな事を思っていると胸の中で寝息が聞こえ始める。
欲情しかけてるのは自分だけだったことにうんざりした。
所詮は子供。
体が成長してもまだまだ心は子供だとどこかホットする。
ゆっくりと背中に回っている腕を解き、そっと布団の中から抜け出した。
今度は起こさないように、ゆっくりと。
風邪を引かないように肩まで布団をかけて部屋を静かに出る。
カタンと障子を閉めると大きく息を吐いた。
早く寝せて美弥の元に行きたいと、その背中をポンポンとあやす様にたたき眠気を誘う。
いつも以上に密着してくる麻耶にドキドキする。
胸が当たり、子供と言っても女性なんだと実感した。
間違っても何も起こる事はないと分かっていてもこのままでは駄目なことぐらい分かる。
どんなに妹と思っていてもやはり血の繋がらない女性。
先ほどのように膝の上に乗せる事とは訳が違う。
添い寝を、それも布団の中での添い寝を承諾したことを後悔してしまう。
スースー
そんな事を思っていると胸の中で寝息が聞こえ始める。
欲情しかけてるのは自分だけだったことにうんざりした。
所詮は子供。
体が成長してもまだまだ心は子供だとどこかホットする。
ゆっくりと背中に回っている腕を解き、そっと布団の中から抜け出した。
今度は起こさないように、ゆっくりと。
風邪を引かないように肩まで布団をかけて部屋を静かに出る。
カタンと障子を閉めると大きく息を吐いた。