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狂い咲く花
第18章 二、朝霧草 - 蘇る想い出
「幸信くんはどうだった?」
相手方が帰った後に、父様が彼の感想を聞いてくる。
「どうって…良い方だと思います…春日兄様に雰囲気が似ているかも…安心できる方でしたよ」
その言葉に2人とも胸を撫でおろす。
美弥のこれからを心配して進めてきたお見合いでも、気が進まない美弥に無理強いをさせていないか心配だった。
「この話、進めていいか?」
その言葉に、頷くことができなかった。
良い人ではあったがそれが好きになる人とは限らない。
そう思うと先に進むことが怖くて躊躇してしまう。
「無理なら無理と言ってかまわんぞ。美弥の一生の問題だ…ゆっくり決めたらいい」
悩む理由を知っている2人は無理強いしないで考える時間を与えた。
それで答えが出るとも思えなかったが、考えて答えをだすことに決めた。
「そうさせてもらいます…ありがとう。父様」
相手方が帰った後に、父様が彼の感想を聞いてくる。
「どうって…良い方だと思います…春日兄様に雰囲気が似ているかも…安心できる方でしたよ」
その言葉に2人とも胸を撫でおろす。
美弥のこれからを心配して進めてきたお見合いでも、気が進まない美弥に無理強いをさせていないか心配だった。
「この話、進めていいか?」
その言葉に、頷くことができなかった。
良い人ではあったがそれが好きになる人とは限らない。
そう思うと先に進むことが怖くて躊躇してしまう。
「無理なら無理と言ってかまわんぞ。美弥の一生の問題だ…ゆっくり決めたらいい」
悩む理由を知っている2人は無理強いしないで考える時間を与えた。
それで答えが出るとも思えなかったが、考えて答えをだすことに決めた。
「そうさせてもらいます…ありがとう。父様」