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狂い咲く花
第21章 二、杜鵑草 - 秘めた思い
「僕??愛なんて良くわかんないよ。」

「でも、好きな女ぐらいいるだろう?」

「え~…麻耶と美弥好きだよ」

葉月が言いたことが分かっていてもとぼけて幼稚な振りをする。

「そういう好きじゃなくてさっ…」

「だったらどんな好き?葉月が麻耶を好きみたいな好き?」

「えっ…」

南和の言葉に一瞬言葉を詰まらせた。
即答できない葉月に南和の目が光る。

「葉月は麻耶の事好きなんでしょ?愛してるんでしょ?」

矢継ぎ早に質問を浴びせる。
恥ずかしがって答えられないわけではないと南和は感づき、2人の間に何があるのか知りたくなった。

「葉月は麻耶を愛してるから結婚して子供できたんでしょ?」

南和の質問が核心をついていく。
どうして2人の間に子供ができたのか、そこまでの経緯を知るものは2人以外いなかった。
口が裂けても本当の事を言えるわけがなかった。

「夫婦には色々あるんだよ…南和もそのうちわかるさ。きっと」

話をごまかして、打ち切ろうとする。
その行動が益々怪しいと思わせる。

「え~!僕そういうの全然わかんないよ。葉月教えてよ」

葉月の腕を掴んで左右に振り動かす。
子供だからと分からないふりをする。
話をはぐらかせない葉月はどうしたものかと考えていた。
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