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狂い咲く花
第22章 二、金盞花 - 寂しさ
2本の指をお互いに違う動きをさせながら、麻耶が一番好きな場所を責める。

「みっ…南和ぁ…それ…駄目…アアッ…気持ちいいの…」

中と外から同時に責められて麻耶の身体は素直に反応する。
足が小刻みに震えて、口を押えている手がブルブルと震えだす。

「ンンンッ…」

声が出そうになるのを必死に堪えながら押し寄せる快楽に身を委ねる。
この行為に罪悪感も羞恥心もない麻耶の身体は、簡単に快楽を受け止めてしまう。

「アアアッ…南和…もっとぉ…もっと気持ちよく…なりたい…ンンンッ」

与えられた刺激だけでも物足りずに空いている自分の手で胸を触りだす。
月日を追うごとに淫らに妖艶に乱れていく麻耶の姿を見て、南和の身体はゾクゾクと鳥肌が立ちそうになる。
ここまで変貌するとは南和でさえ思ってもいなかった。

「大きいの入れて…南和のおちんちん…入れて…ンッ…お願い…」

涙目になりながら、強い刺激を求める。
最初の頃は、これだけで軽くイッたのにと南和は劇的に変化していく麻耶の身体を驚きもうれしく思う。
指を引き抜き、溢れ出してくる蜜を擦り付けながら卑猥な音をたてていく。

「…早く入れて…南和のおちんちん、ちょうだい」

両手を南和に向けて伸ばす。
南和を捕まえて自分の方に引き寄せようとするが南和の身体はピクリとも動かない。

「南和??」

目に溜まりはじめていた涙が頬をツタって落ちていく。
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