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狂い咲く花
第22章 二、金盞花 - 寂しさ
「イヤァァァァン…」
待たされた身体は、入れられただけで歓喜に喜び快楽が一気に身体を駆け巡る。
「ンハァ…アアアアッ…南和…すごいの…アッ…入っただけなのにすごいの…」
何度も息をしながら今まで以上に感じる快楽を口にしようとすが言葉が分からない。
伝える言葉を持っていなかった。
「そうだね…心も満たされればもっと気持ちよくなれるよ…だけど声は我慢してね…ってたぶん無理だろうから、これ加えてて」
手近にあった布を麻耶の口に入れて強制的に声を出させないようにした。
「ごめんね…でもきっと今日は我慢できなくなるから…心も満たされた麻耶は今までで一番気持ちよくなれるからね」
そう告げて、南和は動き出す。
最初は浅くゆっくりと、初めての行為かのように麻耶の中を堪能する。
それだけでも麻耶の身体は反応して南和と繋ぐ手に力を入れる。
それに気が付いた南和は胸にしゃぶりついて激しく吸い上げていく。
「ンンンンッ…」
布を口の中に入れられている麻耶は声にならない喘ぎ声を出し始めた。
両方の胸の蕾を弄びながら、腰の動きを徐々に早めていく。
2人の身体が密着するあらゆる場所から卑猥な音が鳴り響き、部屋中に2人の熱気が充満する。
初夏ともなれば、身体は汗ばみ南和の身体から汗が滴り落ちる。
「ンッ…ンンンッ」
「ア゛ッ…」
2人の息が絡み合いながら同じ速度で速さを増し、麻耶の手が南和の手から離れて腕を掴んでくる。
快楽に耐えられなくなった麻耶は、搔きむしるように南和の腕をカリカリと快楽の波と同じ速さで動く。
今までにない動きに麻耶の快楽の変化に気が付いた。