この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
狂い咲く花
第4章 一、雛菊 - 希望
「美弥さん。色々ありがとう。」
2歳違うだけでこうも違うものなのかと思うほど大人びている北都。
自分も将来はそうなりたいと前から思っていた。
「お母様から豊田家の嫁にきてほしいって言われなかった」
「えっ…」
先ほどの会話を思い出して言葉を詰まらせる。
葉月は絶対に北都には言うなと母親を戒めていた。
だったら言うわけにはいかない。
「そんなことは全然…」
「いいのよ。気にしてないから。それに…春日さんのお嫁さんになったら葉月さんが怒っちゃいますもんね」
ふふふっと意味深に笑って優しく微笑む。
美弥がわからないという顔をしていると耳元で小さく囁いた。
「美弥さんは、葉月さんのお嫁さんになるんでしょ?」
「ええええ?」
驚いて大声を上げてしまう。
誰にも気がつかれないように振舞っていたのに知られてることに驚いてしまった
2歳違うだけでこうも違うものなのかと思うほど大人びている北都。
自分も将来はそうなりたいと前から思っていた。
「お母様から豊田家の嫁にきてほしいって言われなかった」
「えっ…」
先ほどの会話を思い出して言葉を詰まらせる。
葉月は絶対に北都には言うなと母親を戒めていた。
だったら言うわけにはいかない。
「そんなことは全然…」
「いいのよ。気にしてないから。それに…春日さんのお嫁さんになったら葉月さんが怒っちゃいますもんね」
ふふふっと意味深に笑って優しく微笑む。
美弥がわからないという顔をしていると耳元で小さく囁いた。
「美弥さんは、葉月さんのお嫁さんになるんでしょ?」
「ええええ?」
驚いて大声を上げてしまう。
誰にも気がつかれないように振舞っていたのに知られてることに驚いてしまった