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狂い咲く花
第4章 一、雛菊 - 希望
陽が落ちて暗くなった夜道を肩を寄せ合って歩く。
30分も歩けば美弥の家に着く道のりを、少しでも長く一緒にいられるように1時間かけてゆっくりと歩いて行った。
家が見える場所まで来ると道を逸れて満開の桜の木の誰からも見られない場所へ行く。
「美弥。春日兄の結婚式当日に美弥とのこと話したいんだけどいいかな?」
思いもよらない告白にびっくりするが断る理由はない。
「うん…うれしい」
「美弥の両親もいるから…はっきりと美弥と結婚したいって言うから」
再度頷く美弥を見て抱きしめる。
そしてゆっくりと口づけをする。
いつもの激しい口づけではなく甘く…甘い口づけ。
「美弥…しあわせにするから…愛している」
「私も愛している…葉月」
30分も歩けば美弥の家に着く道のりを、少しでも長く一緒にいられるように1時間かけてゆっくりと歩いて行った。
家が見える場所まで来ると道を逸れて満開の桜の木の誰からも見られない場所へ行く。
「美弥。春日兄の結婚式当日に美弥とのこと話したいんだけどいいかな?」
思いもよらない告白にびっくりするが断る理由はない。
「うん…うれしい」
「美弥の両親もいるから…はっきりと美弥と結婚したいって言うから」
再度頷く美弥を見て抱きしめる。
そしてゆっくりと口づけをする。
いつもの激しい口づけではなく甘く…甘い口づけ。
「美弥…しあわせにするから…愛している」
「私も愛している…葉月」