この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
狂い咲く花
第4章 一、雛菊 - 希望





───…





「姉様まだ帰ってこないの?今日も帰ってこないのかな?」

ここ数日、ずっと一人で遊んでいた麻耶は暇を持て余していた。
こんなに長いこと離れ離れになったことがなく、早く美弥に会いたくて仕方がなかった。

「一週間ぐらいって言ってたから、今日か明日には帰ってくるんじゃないかしら?」

足をバタバタとして落ち着きがまったくない麻耶を夕餉の支度をしながら母様が相手をしていた。

「今日、帰ってくる??お迎えに行く!」

「もう暗くなるから外は駄目よ。」

「大丈夫!いつもの柵からでないから。…母様だめ?」

美弥に会いたくて仕方がない麻耶の様子に『しょうがないわね』と諦める。

「柵から出たら駄目よ。お夕食の準備できたら呼びに行くからそれまでね」

「は~い」

元気に返事をしてドタバタと外に走り出してしまった。
母様は「しょうがない子ね」と微笑み夕食の支度を急いだ。
/661ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ