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狂い咲く花
第25章 二、葡萄 - 宵と狂気
幸信に抱きしめられたまま時間は過ぎていく中、徐々に大きくなり始めていく幸信のモノを美弥は感じ始めていた。
「葉月さんは…」
幸信の口から葉月の名前がでて身体が震えた。
「葉月さんは麻耶ちゃんの旦那様ですよ…実の妹から旦那を奪うんですか?」
唐突に告げられた言葉に美弥は混乱する。
なぜ、彼がそれを口にするのか分からなかった。
「麻耶ちゃんが泣く姿をあなたは見てられますか?人が不幸になる姿を平気で見ていられますか?」
長年しまい込んでいた想いが通じ舞い上り、見ようとしていなかった真実を突きつけられる。
「あなたは、このまま私といれば幸せになれるんですよ…だから、私から離れないでください」
言い終えると、耳朶を甘噛みされて首筋を舐められ、身体が自然と反応する。
「あなたが葉月さんと結ばれても誰一人幸せにはなれないんですよ。だから、ねっ?」
顎に手を当て顔だけ後ろに向けられ、唇が触れるか触れないかの位置で止まる。
「私で我慢してください」
言い終わると唇を押し付ける。
いつもの優しい口づけではなく荒々しかった。
逃げるように身体を離そうとしても、逆の腕で頭を固定されて動けずにいた。
「やめてください」
と口を開こうとした時に舌を入れられて美弥の舌にまとわりつく。
いつもと違う強引な口づけに美弥は怖くなる。
「葉月さんは…」
幸信の口から葉月の名前がでて身体が震えた。
「葉月さんは麻耶ちゃんの旦那様ですよ…実の妹から旦那を奪うんですか?」
唐突に告げられた言葉に美弥は混乱する。
なぜ、彼がそれを口にするのか分からなかった。
「麻耶ちゃんが泣く姿をあなたは見てられますか?人が不幸になる姿を平気で見ていられますか?」
長年しまい込んでいた想いが通じ舞い上り、見ようとしていなかった真実を突きつけられる。
「あなたは、このまま私といれば幸せになれるんですよ…だから、私から離れないでください」
言い終えると、耳朶を甘噛みされて首筋を舐められ、身体が自然と反応する。
「あなたが葉月さんと結ばれても誰一人幸せにはなれないんですよ。だから、ねっ?」
顎に手を当て顔だけ後ろに向けられ、唇が触れるか触れないかの位置で止まる。
「私で我慢してください」
言い終わると唇を押し付ける。
いつもの優しい口づけではなく荒々しかった。
逃げるように身体を離そうとしても、逆の腕で頭を固定されて動けずにいた。
「やめてください」
と口を開こうとした時に舌を入れられて美弥の舌にまとわりつく。
いつもと違う強引な口づけに美弥は怖くなる。