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狂い咲く花
第31章 三、丹一華 - 嫉妬の為の無実の犠牲
「あんまり大声だすなよ…耳が痛い」
手を挙げられることはなかったが、ドスのきいた低い声だった。
首を絞められた恐怖を思い出した美弥は唇を噛みしめて顔を背けた。
「ふんっ。それでいい…大人しくしてれば直ぐに済むさ」
美弥に覆いかぶさり首筋に顔を埋めて動き出す。
緩やかな旋律から徐々に速さを増し、欲を吐き出そうとする。
美弥は顔を背けたまま、身体は感じることもなくただ時間が過ぎ去るのを耐えた。
何度も美弥の中に打ち付けながら全ての欲を一滴も残らず美弥の中に吐き出す。
「こっち向け」
顎を掴まれて宝賀の方に向けさせられ口づけをされる。
舌が入り、口内を荒々しく犯されていく。
美弥は抵抗することもなく、されど積極的に応じるでもなく、ただされるがままだった。
唇が離れると、宝賀は自分自身を抜きとり、美弥の中に何かを詰めていく。
「昼過ぎまで取るなよ…お前には俺の子を身籠ってもらわないといけないからなぁ…身籠るまで逃げられると思うなよ」
美弥の上から降りた宝賀は裸のまま、昨夜の残りの酒を飲みだした。
「もう、いいぜ。帰って」
欲を吐き出した宝賀にとって、もう美弥は用済みだった。
美弥は慌てて着物を軽く着なおして、急いでその家を出ようと扉に手をかけた。
「そうだ。美弥。今度から寝るときは鍵を開けとけよ。いつでも俺がいけるようにな。もし締まっていたら…そうだな。…お前の可愛い妹とその子供の保障はない…死ぬことも許さない。言っている意味分かるよな。」
もう逃げられないと美弥は思った。
麻耶と蘭子が自分の身代わりになるくらいならと、美弥は頷いて逃げるようにその場を離れて行った。
手を挙げられることはなかったが、ドスのきいた低い声だった。
首を絞められた恐怖を思い出した美弥は唇を噛みしめて顔を背けた。
「ふんっ。それでいい…大人しくしてれば直ぐに済むさ」
美弥に覆いかぶさり首筋に顔を埋めて動き出す。
緩やかな旋律から徐々に速さを増し、欲を吐き出そうとする。
美弥は顔を背けたまま、身体は感じることもなくただ時間が過ぎ去るのを耐えた。
何度も美弥の中に打ち付けながら全ての欲を一滴も残らず美弥の中に吐き出す。
「こっち向け」
顎を掴まれて宝賀の方に向けさせられ口づけをされる。
舌が入り、口内を荒々しく犯されていく。
美弥は抵抗することもなく、されど積極的に応じるでもなく、ただされるがままだった。
唇が離れると、宝賀は自分自身を抜きとり、美弥の中に何かを詰めていく。
「昼過ぎまで取るなよ…お前には俺の子を身籠ってもらわないといけないからなぁ…身籠るまで逃げられると思うなよ」
美弥の上から降りた宝賀は裸のまま、昨夜の残りの酒を飲みだした。
「もう、いいぜ。帰って」
欲を吐き出した宝賀にとって、もう美弥は用済みだった。
美弥は慌てて着物を軽く着なおして、急いでその家を出ようと扉に手をかけた。
「そうだ。美弥。今度から寝るときは鍵を開けとけよ。いつでも俺がいけるようにな。もし締まっていたら…そうだな。…お前の可愛い妹とその子供の保障はない…死ぬことも許さない。言っている意味分かるよな。」
もう逃げられないと美弥は思った。
麻耶と蘭子が自分の身代わりになるくらいならと、美弥は頷いて逃げるようにその場を離れて行った。