パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第32章 三、風信子　–　悲哀

「お前も強情だな…濡れもしない…今回まで通和散使ってやろう。俺って良いやつだろう？」

宝賀は下着を剥ぎ取ると通和散を美弥の秘部にたっぷりと塗りつける。
それと同時に中指を挿入しクチュクチュとかき回し始めた。
快楽が生まれない行為はただの苦痛でしかなかった。

「さすがに二回目は簡単に入るな…俺のも簡単に入ればいいな？じゃなければまた痛いだけだ」

宝賀は犯すことを楽しんでいた。
脅して自分の意のままに相手が降伏しているのを見ているのが楽しくてならない。
美弥は、その宝賀の心を満たしていった。
宝賀は指を抜き、自分のモノをあてがい、躊躇なく一気に押し込む。

「ン゛――――――」

痛みから体が跳ね、声にならない声が部屋中に充満する。
宝賀は美弥が噛んでいる手を口元から離すと、両手で美弥の手を押さえて首筋に舌を這わせながら腰を動かしていく。
美弥と対照的に満足した妖艶な表情を浮かべながら美弥の体を隅々まで卑猥な音を立てながら堪能する。

「美弥…出すぞ…今度こそ…ハァ…俺の子を孕め」

奥深くを突きながら美弥の中に白濁を吐き出していく。
全てを吐き出し、動きは徐々にゆるくなり完全に止まった。
宝賀は美弥の身体の上に崩れるように倒れ荒々しく呼吸をする。
美弥は中に出された絶望感と、終わったことへの安堵が入り乱れ涙を流す。