この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
狂い咲く花
第32章 三、風信子 – 悲哀
「麻耶が…求めたわけじゃない…よ…」
それは嘘ではなかった。
初めの頃は麻耶から目を閉じて求めていたが、いつの頃からか麻耶が目を閉じなくても葉月の方から口づけをするようになっていた。
麻耶はそれがうれしかった。
「そうだね…葉月の方からしてたね…それから?ここは入れてもらったの?」
裾の中に手を入れて下着の上から秘部を撫でていく。
「そこはまだ…葉月病気だから…」
「まだ?」
さらに南和の声音が変わる。
それが麻耶に恐怖を与えた。
「…そこは…南和のモノだから…」
「そうここは僕のモノ…ゆっくり話をしようか。おいで」
下着の中から手を抜き取り家の中に入った。
蘭子がまだ眠っていることを確認してから、また後ろから抱きついて下着の中に手を入れ込む。
秘部を何度か往復さ濡れるのを待っても一向に濡れる気配はない。
「なんで濡れないの?」
声から苛立っているのが麻耶には分かる。
葉月を求めないように何度も言われ、自分でも求めないと南和に誓ったことを思いだしていた。
それでも口づけをして愛していると言ってくる葉月に、求めてしまい裏切ったと自覚した麻耶は怖くて何も言えなかった。
それは嘘ではなかった。
初めの頃は麻耶から目を閉じて求めていたが、いつの頃からか麻耶が目を閉じなくても葉月の方から口づけをするようになっていた。
麻耶はそれがうれしかった。
「そうだね…葉月の方からしてたね…それから?ここは入れてもらったの?」
裾の中に手を入れて下着の上から秘部を撫でていく。
「そこはまだ…葉月病気だから…」
「まだ?」
さらに南和の声音が変わる。
それが麻耶に恐怖を与えた。
「…そこは…南和のモノだから…」
「そうここは僕のモノ…ゆっくり話をしようか。おいで」
下着の中から手を抜き取り家の中に入った。
蘭子がまだ眠っていることを確認してから、また後ろから抱きついて下着の中に手を入れ込む。
秘部を何度か往復さ濡れるのを待っても一向に濡れる気配はない。
「なんで濡れないの?」
声から苛立っているのが麻耶には分かる。
葉月を求めないように何度も言われ、自分でも求めないと南和に誓ったことを思いだしていた。
それでも口づけをして愛していると言ってくる葉月に、求めてしまい裏切ったと自覚した麻耶は怖くて何も言えなかった。