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狂い咲く花
第34章 三、エリカ - 孤独
腰を掴み膝の上に乗せて、秘部が見えるように傾け容赦なく指を秘部の中にねじ込んで動かす。
それと同時に花芽に吸い付き一気に過ぎたる快楽を与える。

「それ駄目ぇ───…アアアッ…やめて…ア゛ッ…」

直ぐに身体は硬直して、その次の瞬間には身体を仰け反らせ痙攣する。
それでも宝賀は責めを続ける。
拘束していたおかげで、宝賀にかかる負担はない。
ただ秘部と花芽を好きなだけ弄るだけだった。
何回犯しても感じることのなかった美弥の身体が、自我を手放して悶え続ける姿に宝賀は魅了されていた。
初めは犯して孕ませるだけのはずだった。
それが指示されたこと。
しかし、他人の為に自分を犠牲にする美弥が健気で、しかしそんな偽善が気に入らなくて壊したくなった。
頑なに守ろうとする心。
頑なに守ろうとする自尊心。
何度抱いても、それが崩れることがなかった。
それが分かったとき、『こいつなら…』と宝賀は思った。

『こいつなら俺を救ってくれるかもしれない』と。

しかし、宝賀を救う前に美弥の方が壊れた。
壊したのは誰だが分からなかったが自分でないことが悔しかった。
悔しいと思った反面、その悲しみから救い出してやりたくなった。
全てを忘れさせる方法…
媚薬香で狂わせる事しか思いつかない。
それでも少しの間だけでも忘れられればいいと、狂うほどに美弥を責め続ける。
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