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狂い咲く花
第34章 三、エリカ - 孤独
「…ア゛ッア゛ッ…」

何度絶頂したのか数えられなくなる程、美弥の身体は責め続けられた。
意識を飛ばすことも出来ずに、過ぎたる快楽はもう快楽ではなくなっていた。
身体を痙攣させながら喘ぐこともできなくなった美弥に気が付き、宝賀はやっと責めをやめ指を引き抜いた。
真冬だというのに、全身に汗をかきその汗で床は湿っていた。
肩で大きく呼吸をし意識はここにはないようだった。
宝賀は水を口に含み美弥の口の中に流し込むが、上手く飲み込めず激しく咳込み全て吐き出した
縄を解き軽く頬を叩く。
その痛みで、漸く宝賀の方を向いて自我を取り戻した。

「水…飲めるな」

頷かなくても大丈夫だと思った宝賀は、また口に水を含みゆっくりと流し込む。
今度は咳込むことなく飲み込んでいく。
何度か繰り返し、その後そのまま舌を絡ませた。
媚薬香が残る身体はまた欲し始め、激しく求め始める。
恋人のように抱き合いながらお互いがお互いの唇を貪る。
口づけを交わしながら、宝賀は美弥の片足を開き秘部に自分のモノを擦り付けて美弥の愛液で濡らしていく。

「さっきみたいに辛くはない…程良い快楽だ」

秘部に擦り付けながら、ゆっくりと挿入する。
ぬめりが良い秘壺は、あっという間に飲み込む。

「ハァン───」

それと同時に、溜息にも似た吐息が美弥の口から流れ出る。
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