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第34章 三、エリカ　-　孤独

「ア゛…ア゛…ア゛───…」

突かれるごとに美弥の喘ぎ声が出始め、宝賀の腕を握りしめて必死に耐える。

「ほらっイケよ」

身体を起こして、奥深い場所で小刻みに打ちつけながら、花芽を扱く。

「イヤァァァァ───」

花芽の快楽が勝って簡単に絶頂を迎えた。
押し寄せる波が消えることなく、容赦なく美弥の身体を襲い続ける。
宝賀は美弥がどんなにもがこうと、自分の欲を吐き出すまで止まるつもりはない。

「…お前…最高…」

絶頂を迎えてなお締め続ける美弥の身体に引きずられるように速度を速める。

「クッ…」

最後に奥深くまで突き刺して全ての欲を白濁と一緒に吐き出した。
ドクドクと脈打つのを感じながら、美弥の上に力なく覆いかぶさり息が整うのを待った。
もう、美弥は動かなった。
途中から気を失っているのを宝賀は知りながら、それでも自分の欲を吐き出すために動いていた。
宝賀は美弥の中から抜けるとそのまま転がり、媚薬香の火を消した。
媚薬香が効かない宝賀は、美弥の傍でそのまま眠りについた。