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狂い咲く花
第40章 四、夾竹桃 - 注意
「葉月…。何もなかったとしても、麻耶が葉月を好きなことには変わりなかったと思うの。昔から麻耶にとって葉月は特別だった。姉妹だから同じ人を好きになるのかな?南和の入り込める隙はなかったと思う…だからね。そんな顔をしないで?」
葉月の悲しみを察した美弥が、優しい言葉をかけた。
「葉月が私の苦しみや悲しみと共に生きていきたいと思ってくれるのと同じように、私も葉月の苦しみや悲しみを共有したい。だから、一人で悩まないで?悲しまないで?」
美弥の言葉に、葉月は美弥を抱きしめたいと思った。
自分に寄り添ってくれる美弥を愛おしく思った。
「ありがとう…共に生きていこう」
葉月は美弥の手を握りしめて伝えた。
2人だけの空間に、行きかう人たちは2人を避ける。
誰も気にせず足早に通り過ぎていく。
「姉様…?どうかしたの?」
戻ってきた麻耶が2人の様子が変なことに気が付く。
2人の関係が悟られないように美弥は笑顔を向ける。
「少し、疲れただけよ…どこかに座りたいわ。葉月」
葉月に寄りかかりながら告げると、葉月は抱き止めながら店と店の間を入って座れる場所まで移動する。
「姉様…大丈夫?麻耶無理させた?」
心配する麻耶に申し訳なく思いながら笑う。
「少し休めば大丈夫だから…麻耶は遊んでらっしゃい。南和…お願いできる?」
「僕?葉月が旦那さまだから葉月が行ったら?」
南和が挑発的に葉月に告げた。
葉月の悲しみを察した美弥が、優しい言葉をかけた。
「葉月が私の苦しみや悲しみと共に生きていきたいと思ってくれるのと同じように、私も葉月の苦しみや悲しみを共有したい。だから、一人で悩まないで?悲しまないで?」
美弥の言葉に、葉月は美弥を抱きしめたいと思った。
自分に寄り添ってくれる美弥を愛おしく思った。
「ありがとう…共に生きていこう」
葉月は美弥の手を握りしめて伝えた。
2人だけの空間に、行きかう人たちは2人を避ける。
誰も気にせず足早に通り過ぎていく。
「姉様…?どうかしたの?」
戻ってきた麻耶が2人の様子が変なことに気が付く。
2人の関係が悟られないように美弥は笑顔を向ける。
「少し、疲れただけよ…どこかに座りたいわ。葉月」
葉月に寄りかかりながら告げると、葉月は抱き止めながら店と店の間を入って座れる場所まで移動する。
「姉様…大丈夫?麻耶無理させた?」
心配する麻耶に申し訳なく思いながら笑う。
「少し休めば大丈夫だから…麻耶は遊んでらっしゃい。南和…お願いできる?」
「僕?葉月が旦那さまだから葉月が行ったら?」
南和が挑発的に葉月に告げた。