この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
狂い咲く花
第42章 四、金木犀 - 真実
幼いころ4人で遊びに来ていたことを思い出す。
4人だと怖くはなかった。
誰も来ない秘密基地として時間がある時はいつもここで遊んだ。

「麻耶…覚えてる?ここで遊んだ事。」

「覚えているよ。楽しかったね。」

湖に近づき水を手ですくう。
夏と言うのに冷たかった。
そのすくった水を美弥にかける。

「冷たい!!」

顔にかかった美弥は、冷たさに悲鳴をあげる。

「もう、麻耶ったら」

美弥も湖の水をすくって麻耶にかけた。

「キャー――冷たいよ」

「顔にはかけないでよ」

「え―――先にかけたの姉様じゃない」

「もう、知らない。お返し―――」

2人して水の掛け合いをして楽しんだ。
冷たい水は夏の暑さと時間を忘れされてくれた。

「もう…びっちょりだよ…」

お互いに自分の濡れた姿を見て笑った。
裾の水を絞ると、かなりの量の水が絞りだされた。

「母様に怒られちゃうね」

「一緒に謝ろうね」

悪さをした後のような気分になったら2人は、誰にも見られていないのに小さく笑った。
/661ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ