この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
狂い咲く花
第2章 一、木香薔薇 - 幼い頃の幸せな時間
「麻耶ね。今が幸せなの。だってね、働かなくていいんだもの」

麻耶は子供のよう微笑んで今の生活に満足する。

「そう?私は幸せなんてあまり思えない。父様の仕事が成功して生活は豊かになったけど…近頃は仕事が忙しそうでかわいそう…私は貧しくても昔がよかった」

麻耶は美弥の言いたいことが理解できずに首をかしげる。

「変ってるね、姉様は。お金があれば幸せなのに」

自信たっぷりに言う麻耶に苦笑する。
2人の意見が対立すると、必ずといっていいほど麻耶は自信たっぷりに言い切る。
その自信がどこからくるのか分からない。

「私はもっと…父様とお話がしたい。それにお金なんて人の人格を変えてとても恐ろしい…」

独り言のようにつぶやいた。
/661ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ