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狂い咲く花
第43章 四、瑠璃溝隠 - 悪意
「姉様は…どうして麻耶より葉月を取るの?ずっと一緒だったのに…。葉月が傍にいてくれれば…姉様もずっと一緒だと思っていたのに…」

「姉様は、お前のモノじゃないんだ。…けど、生きて傍にいることが本当の望みなんだろう?…美弥はどこにいる?死んだら…二度と会えなくなるんだぞ。」

「イヤ…それだけはイヤ…姉様…姉様」

麻耶は父様の手を払い除けて走りだした。
履物も履かずに、少し前まで美弥と一緒にいた湖に向かって走り出していた。
その後を父様と母様が追う。
その様子を遠くから目にした葉月も合流して麻耶の後を追った。
麻耶を追っていると、その方向に何があるのか葉月は気が付いた。
昔、みんなで遊んだ湖があると思い出す。

「父さん、湖です。この先には俺たちが遊んだ湖がある。きっとそこです」

「わかった…母さん、麻耶と来なさい。先に行く」

行き先が分かった2人は麻耶を追い抜いて森の中に入っていた。
暗闇の中、間に合ってくれと願いながら2人は急いだ。
湖に出れば月明かりで周辺の様子が目に入る。
そこで2人が目にしたものは…

「美弥!!」

男に組み敷かれている美弥を見つける。
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