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狂い咲く花
第44章 四、海蘭擬 - 偽りのない心
「今からでも遅くないですよ。2人に愛情を注いであげましょう。きっと麻耶は大丈夫です。」
母様の力強い言葉に父様は救われたような気がする。
いつも、欲しい時に欲しい言葉を与える。
こんなにも自分を分かってくれる人はいないと、改めて母様の偉大さに気がつく。
「俺は、お前に出会えてよかった。お前と出会えたことが俺の最大の奇跡だ…。その奇跡のおかげで美弥と麻耶を授かることも出来た。どんなことがあろうと俺たちの大事な子供であることには変わりない…お前に注いだ愛情と同じぐらいの愛情をふたりに注ぐ…。一緒に、麻耶を…美弥を支えて欲しい」
「最上級の誉め言葉ですね。私もあなたと出会えてよかったですよ。出会ったその時から、あなたに着いて行くと決めていました。振り向かずに進んでください。私は必ず後ろを着いて行きますから。」
父様の愛情に、母様も愛情で受け止める。
そのふたりを羨ましく素敵だなと起きていた麻耶は思った。
ここは起きないほうが良いと思った麻耶は寝たふりを続けそのまま眠りに落ちた。
母様の力強い言葉に父様は救われたような気がする。
いつも、欲しい時に欲しい言葉を与える。
こんなにも自分を分かってくれる人はいないと、改めて母様の偉大さに気がつく。
「俺は、お前に出会えてよかった。お前と出会えたことが俺の最大の奇跡だ…。その奇跡のおかげで美弥と麻耶を授かることも出来た。どんなことがあろうと俺たちの大事な子供であることには変わりない…お前に注いだ愛情と同じぐらいの愛情をふたりに注ぐ…。一緒に、麻耶を…美弥を支えて欲しい」
「最上級の誉め言葉ですね。私もあなたと出会えてよかったですよ。出会ったその時から、あなたに着いて行くと決めていました。振り向かずに進んでください。私は必ず後ろを着いて行きますから。」
父様の愛情に、母様も愛情で受け止める。
そのふたりを羨ましく素敵だなと起きていた麻耶は思った。
ここは起きないほうが良いと思った麻耶は寝たふりを続けそのまま眠りに落ちた。