この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
狂い咲く花
第8章 一、榛 - 過ち
触れた唇は熱のせいか乾いていて熱かった。

「ごめん…無理させたせいで熱あがってきたみたいだ」

「葉月の…せいじゃないよ…」

こんな時でさえ、自分の事より相手の事を気遣い力なく笑う美弥が痛ましい。

「それより…水…飲みたい…」

一度潤った喉が水を欲しがるのか求めてくる。
何度も口に水を含み飲ませていく。
ゆっくりとだがコップ一杯分の水を飲み込んだ。

「おばさんがお粥つくってくれてるけど、食べれる?」

無理だろうと分かっていても一応は聞くが、首を横に振って断る。
名残おしいが美弥の身体が一番だからと寝かせることにする。
横にさせ寝せようとするが、美弥は葉月の膝の上に頭を置いてきちんと寝ようとはしない。
しっかりと握りしめられている手から心細いのだと伝わってきた。

「ずっとここにいるから…安心しておやすみ…」

諦めてそのまま寝させよことにした。
寝入っていから布団に移動すればいいと、美弥が寝付くまで膝枕をしていた。
/661ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ