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狂い咲く花
第8章 一、榛 - 過ち
触れた唇は熱のせいか乾いていて熱かった。
「ごめん…無理させたせいで熱あがってきたみたいだ」
「葉月の…せいじゃないよ…」
こんな時でさえ、自分の事より相手の事を気遣い力なく笑う美弥が痛ましい。
「それより…水…飲みたい…」
一度潤った喉が水を欲しがるのか求めてくる。
何度も口に水を含み飲ませていく。
ゆっくりとだがコップ一杯分の水を飲み込んだ。
「おばさんがお粥つくってくれてるけど、食べれる?」
無理だろうと分かっていても一応は聞くが、首を横に振って断る。
名残おしいが美弥の身体が一番だからと寝かせることにする。
横にさせ寝せようとするが、美弥は葉月の膝の上に頭を置いてきちんと寝ようとはしない。
しっかりと握りしめられている手から心細いのだと伝わってきた。
「ずっとここにいるから…安心しておやすみ…」
諦めてそのまま寝させよことにした。
寝入っていから布団に移動すればいいと、美弥が寝付くまで膝枕をしていた。
「ごめん…無理させたせいで熱あがってきたみたいだ」
「葉月の…せいじゃないよ…」
こんな時でさえ、自分の事より相手の事を気遣い力なく笑う美弥が痛ましい。
「それより…水…飲みたい…」
一度潤った喉が水を欲しがるのか求めてくる。
何度も口に水を含み飲ませていく。
ゆっくりとだがコップ一杯分の水を飲み込んだ。
「おばさんがお粥つくってくれてるけど、食べれる?」
無理だろうと分かっていても一応は聞くが、首を横に振って断る。
名残おしいが美弥の身体が一番だからと寝かせることにする。
横にさせ寝せようとするが、美弥は葉月の膝の上に頭を置いてきちんと寝ようとはしない。
しっかりと握りしめられている手から心細いのだと伝わってきた。
「ずっとここにいるから…安心しておやすみ…」
諦めてそのまま寝させよことにした。
寝入っていから布団に移動すればいいと、美弥が寝付くまで膝枕をしていた。