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狂い咲く花
第49章 四、昼顔 – 絆
麻耶の目を正面から見据えて告げる。
「もう一度…やり直さない?…麻耶が私と葉月のことを許してくれるなら…私は麻耶とやりなおしたい…昔みたいに仲の良い姉妹に戻りたい」
思ってもいなかった言葉に驚き、声さえもでない麻耶は何も言えなかった。
「駄目…かな?」
「だっ…駄目じゃ…ない…。一生…許してもらえないと思ってた…それだけのことしたから…寂しいからって…やっちゃいけないことした…」
震える麻耶を見て、麻耶の手を取り優しく告げた。
「母様に…全部聞いたよ。聞いて衝撃だった。そんなに私の事思ってくれてたなんて思いもしなかったから…知らず知らずに追い詰めてたんだなって思ったの…。全てを心に仕舞いこむといいながら麻耶に内緒で葉月と…そんなことされたら麻耶が怒るのも、私の事が憎いって思うのも当然だと思った…殺したい程憎まれても当たり前のことを私は麻耶にしてしまった…」
「違うの…」
美弥の言葉を遮り本当の思いを告げた。
「ずっと一緒にいたかったから…姉様を私のモノにしたかったから南和の言葉を信じたの。憎いなんて思ってない。ずっと姉様といる事を望んでいたの…だけど本当に欲しかったのは心だっって分かったから…死んじゃったら心は手に入らないって分かったから。今は姉様が生きていてくれてよかったって思ってるの」
「もう一度…やり直さない?…麻耶が私と葉月のことを許してくれるなら…私は麻耶とやりなおしたい…昔みたいに仲の良い姉妹に戻りたい」
思ってもいなかった言葉に驚き、声さえもでない麻耶は何も言えなかった。
「駄目…かな?」
「だっ…駄目じゃ…ない…。一生…許してもらえないと思ってた…それだけのことしたから…寂しいからって…やっちゃいけないことした…」
震える麻耶を見て、麻耶の手を取り優しく告げた。
「母様に…全部聞いたよ。聞いて衝撃だった。そんなに私の事思ってくれてたなんて思いもしなかったから…知らず知らずに追い詰めてたんだなって思ったの…。全てを心に仕舞いこむといいながら麻耶に内緒で葉月と…そんなことされたら麻耶が怒るのも、私の事が憎いって思うのも当然だと思った…殺したい程憎まれても当たり前のことを私は麻耶にしてしまった…」
「違うの…」
美弥の言葉を遮り本当の思いを告げた。
「ずっと一緒にいたかったから…姉様を私のモノにしたかったから南和の言葉を信じたの。憎いなんて思ってない。ずっと姉様といる事を望んでいたの…だけど本当に欲しかったのは心だっって分かったから…死んじゃったら心は手に入らないって分かったから。今は姉様が生きていてくれてよかったって思ってるの」