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狂い咲く花
第51章 四、虎百合 – 私を愛して
「それより…葉月に抱いてもらえた?ここに愛の証もらえた?」
抵抗できない美弥の両足を広げて下着の上から秘部を撫でる。
「ねぇってば。あれから2年?もう愛の証、貰ってるんでしょう?」
執拗に聞いてくる南和に向かって美弥は首を横に振る。
「えっ??まだなの?愛し合ってるんでしょう?なんで?」
質問されても猿轡をされている美弥は言葉を発することができない。
「喋れないよね…」
どうしてか聞きたい南和は猿轡を外す。
そして興味津々に美弥の顔を覗き込んだ。
「教えてよ。どうしてまだなの?愛してたら繋がりたいって思わない?」
「大事…だからって…。身体より…心を通じ合わせたいって」
震える声でそれだけを告げた。
それは本当だった。
口づけをしても、体中を愛撫しても、最後の一線を越えることはなかった。
身体より心が欲しいからと、美弥の心気遣っての事だった。
「そうなんだ…でもそれを信じてる美弥ってかわいい」
美弥の言葉を聞いて南和が意地悪に笑う。
「男はね。心が通じれば自然と身体も繋がりたいって思うもんだよ。それが愛の証、愛されている証…でも葉月は美弥の身体を愛してくれないんだね…かわいそう。どうしてだろう…ここにさ、葉月以外の男のモノを飲み込んじゃったからかな??穢れた身体なんて欲しくないって思ってるのかな?」
下着の上から何度も触りながら告げる。