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狂い咲く花
第11章 二、青い薔薇 - 神の祝福
『豊田さん。お宅の息子を連れて帰ってくれ。二度とこの敷居をまたがせる気もない。麻耶と会わせる気もない。』
『おじさん。麻耶は…麻耶の子供は』
『お前には関係ない。これは相良家の問題だ!口出しするなっ』
『俺の問題でもあるはずです!麻耶のお腹の子供は俺の子です…関係ないはずがない』
葉月の言葉に動いたのは父様ではなく、彼の父親だった。
土下座している葉月の胸倉を掴んで拳で殴って怒鳴りつけた。
『お前が言える立場か!自分が仕出かしたことも分からずに…お前がそんな態度なら、やはりお前を殺して相良さんに許してもらうしかない。』
『あなた、葉月は私たちの子供ですよ…そんなひどいこと』
止めに入った葉月の母親の手を払いのける
『そうだ、俺たちの子供だ。だから、こいつがやらかしたことの責任は親である私たちがやるべきだろう』
そんな3人のやりとりを父様も母様も口を挟まず静観していた。
先ほどの怒りはどこにいったのか、人事のように冷ややかな目を向けていた。
『おじさん。麻耶は…麻耶の子供は』
『お前には関係ない。これは相良家の問題だ!口出しするなっ』
『俺の問題でもあるはずです!麻耶のお腹の子供は俺の子です…関係ないはずがない』
葉月の言葉に動いたのは父様ではなく、彼の父親だった。
土下座している葉月の胸倉を掴んで拳で殴って怒鳴りつけた。
『お前が言える立場か!自分が仕出かしたことも分からずに…お前がそんな態度なら、やはりお前を殺して相良さんに許してもらうしかない。』
『あなた、葉月は私たちの子供ですよ…そんなひどいこと』
止めに入った葉月の母親の手を払いのける
『そうだ、俺たちの子供だ。だから、こいつがやらかしたことの責任は親である私たちがやるべきだろう』
そんな3人のやりとりを父様も母様も口を挟まず静観していた。
先ほどの怒りはどこにいったのか、人事のように冷ややかな目を向けていた。