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狂い咲く花
第11章 二、青い薔薇 - 神の祝福
赤ちゃんの泣き声に部屋の外で見守っていた3名は胸をなでおろした。
あの麻耶が陣痛の痛みに良く耐えたと誰もが思った。
お腹が大きくなるにつれて、動きが制限されて思うように動けない自分へのイライラと体調の変化で一時は手の付けようがないほど荒れていたのだった。
「入っていいですよ。元気な女の子だそうです」
母親が部屋から顔をだして、みんなを部屋の中に招き入れる。
布団にはまだ蒸気した顔でぐったりと横になっている麻耶がいた。
その横では、生まれたばかりの赤ちゃんがスヤスヤと眠っていた。
その安らかな顔を見て美弥は自分の判断が間違っていなかったと確証した。
「麻耶、よく頑張った…ありがとう」
葉月が麻耶の手を握り労いの言葉をかけると、力なく微笑んだ。
「麻耶。ゆっくり休んでちょうだいね。みんな傍にいるから安心して」
美弥が声を掛けると、安心したのか目を閉じて眠りに落ちていった。
2人の眠っている顔を見ればどことなく似ていて、今までぎくしゃくしてい物が無くなって行く気がしてその場を和ませた。
あの麻耶が陣痛の痛みに良く耐えたと誰もが思った。
お腹が大きくなるにつれて、動きが制限されて思うように動けない自分へのイライラと体調の変化で一時は手の付けようがないほど荒れていたのだった。
「入っていいですよ。元気な女の子だそうです」
母親が部屋から顔をだして、みんなを部屋の中に招き入れる。
布団にはまだ蒸気した顔でぐったりと横になっている麻耶がいた。
その横では、生まれたばかりの赤ちゃんがスヤスヤと眠っていた。
その安らかな顔を見て美弥は自分の判断が間違っていなかったと確証した。
「麻耶、よく頑張った…ありがとう」
葉月が麻耶の手を握り労いの言葉をかけると、力なく微笑んだ。
「麻耶。ゆっくり休んでちょうだいね。みんな傍にいるから安心して」
美弥が声を掛けると、安心したのか目を閉じて眠りに落ちていった。
2人の眠っている顔を見ればどことなく似ていて、今までぎくしゃくしてい物が無くなって行く気がしてその場を和ませた。