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痴漢selection
第17章 ー恐怖の10分間ー(伊藤 つかさ 24歳)
「で、色々和彦から聞いてたから、気になってあなたの会社に電話したら、辞めてて…。それで、心配になって…」
「…。」
「あの、大丈夫ですか?病院呼びますか?!」
「ひとつ…教えてくれる?」
「…。」
たぶん、聞かれると思ったのだろう。佐々木さんは、顔を背けた。
「そっか。いたんだ。私よりも好きな人…」
「はい…。すいません。」
なんで、佐々木さんが謝るの?和彦が悪いのよ?
「なんか…」
なんだろう?目が回る…
意識が…遠退く…でも、なんか声が…
気付いたら、心配そうに私の顔を覗き混む佐々木さんの顔が見えた…
「…。」
「あの、大丈夫ですか?病院呼びますか?!」
「ひとつ…教えてくれる?」
「…。」
たぶん、聞かれると思ったのだろう。佐々木さんは、顔を背けた。
「そっか。いたんだ。私よりも好きな人…」
「はい…。すいません。」
なんで、佐々木さんが謝るの?和彦が悪いのよ?
「なんか…」
なんだろう?目が回る…
意識が…遠退く…でも、なんか声が…
気付いたら、心配そうに私の顔を覗き混む佐々木さんの顔が見えた…