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痴漢selection
第21章 ー温度②ー(神田 潤 12歳)
「ご、ごめんね。でも、聞いて欲しいんだ。」
「…。」
「私、ほんとに潤くんと仲良くなりたい。ほら、潤くん、ここに来ても1度も喋らないし。」
「…。」
「ここだと、落ち着かないのかなって。」
「…。」
「聞いてみたいな。潤くんの声…。」

布団に潜り込んだ潤くんに優しく語りかけるが、無反応…

『駄目か…。しょうがない、いつもの手でいくか…』

ゴソッ…

布団の中に手を入れ、潤くんの身体を撫で付ける…

ビクンッ…

『割りとしっかりとした身体付き…』

「ねっ、受験にくん…。先生ね…潤くんのこと…」

布団から顔を出した潤くんの顔は、赤かった。

「先生のお部屋くる?」

コクンッ…
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