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第15章 女王様のご乱心

数日後、スノートルはアレクシアに帰ると、家で一息つく間もなく娼館へ向かった。


彼の中で大切に育んでいた愛も、女性への憧憬も、そして信仰心も、すべてがどうでもよくなっていた。


神がいないのなら、何にも囚われず欲望を全開にして放埓に生きる方が、正しい生き方ではないか・・・・！あのクロードのように・・・。


スノートルは初めて女を抱くことでかつての自分を抹殺し、新たな自分へと生まれ変わった。