この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
山猫と狼
第16章 エピローグ
エピローグ
あれから五年が過ぎた。
ウルリケ国はロイという王妃を得て、軍事的にも文化的にもますます発展を遂げた。
表向きにはクロードが国王として君臨していたが、王妃の尻に敷かれていると専ら評判になっていた。
彼女は持ち前の豪胆さと聡明さで善政を敷き、臣下のみならず国民に慕われる女王となった。
国王夫妻は既に五人もの子をなし、ロイ王妃は現在六人目を懐妊中である。
実直で禁欲的だったスノートルは、好色で抜け目のない男となっていた。
不自由を嫌って結婚はせず、何人もの愛人をつくりあちこちに種をばらまいた。
政治的手腕を買われてアレクシアの国王に重用され、歴史に名を残したという。
おわり
あれから五年が過ぎた。
ウルリケ国はロイという王妃を得て、軍事的にも文化的にもますます発展を遂げた。
表向きにはクロードが国王として君臨していたが、王妃の尻に敷かれていると専ら評判になっていた。
彼女は持ち前の豪胆さと聡明さで善政を敷き、臣下のみならず国民に慕われる女王となった。
国王夫妻は既に五人もの子をなし、ロイ王妃は現在六人目を懐妊中である。
実直で禁欲的だったスノートルは、好色で抜け目のない男となっていた。
不自由を嫌って結婚はせず、何人もの愛人をつくりあちこちに種をばらまいた。
政治的手腕を買われてアレクシアの国王に重用され、歴史に名を残したという。
おわり