この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
山猫と狼
第15章 女王様のご乱心
クロードの話はスノートルにはにわかに信じがたかったが、実際にロイの行為を見てしまった以上、認めざるを得なかった。


「フフフ、これで我が目的は成就したのです。


スノートル君、私はロイ殿下を凌辱することを望んでいたわけではないのですよ。


私が本当に望んでいたのは、強く美しい戦の女神のようなロイ殿下を私の『女王様』とし、毎晩彼女に完膚なきまでに虐めていただくことだったのです。


そのためには、彼女に恨まれなければならなかった。


お優しいロイ妃殿下は、理由がなければ私が頼んでも虐めてくれはしなかったでしょうからね。


ロイ殿下の天性のサディズムを開花させるには、ああするしかなかったのです。


私とて、好きで彼女を手籠めにしたわけではないのです。


私の辛い気持ちもお分かりいただけますか?」


クロードの常軌を逸した告白に、スノートルは背筋が凍りついた。


最後にクロードは、服をめくり上げて背中に入れた焼き印を見せた。


そこにははっきりと「ロイ・フォーヴ妃殿下の奴隷、クロード・ヴォルフ」と刻まれていた。


地位や名誉の約束された王族に生まれながら、自ら進んで一人の女の「奴隷」に堕ちることを望んだクロード・・・


スノートルはクロードという男の歪んだ欲望をまざまざと見せつけられ、言葉を失った。
/132ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ