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山猫と狼
第9章 絶頂を迎えて
本当はちっとも感じたくはなかったのだが、悔しいことに快感の波が着実に彼女の元へ押し寄せてきている。


「脚を広げてください、プリンセス」


クロードはロイの両脚をぐいと押し広げた。


ロイは膝を閉じようと抵抗したが、両腿をがっちり掴んでいるクロードには適わない。


ロイのぱっくり割れた桃色の性器が、クロードに丸見えになる。


彼女は恥ずかしさで消え入りそうな気分だった。


排泄物の出る汚い部分を下衆な男の前でおっぴろげるなんて、破廉恥の極みだ。


「このまま、脚を広げたままにしてください。あなたが感じれば感じるほど、お股の『子猫ちゃん』が濡れてくるんです」


ロイははっとして股座に手を突っ込んだ。


粗相をしでかしてしまったのかと思い、彼女は頬を赤らめた。


熱く切ない快楽を知り始めた彼女の女性は、透明な蜜をぬるぬる吐き出している。


彼女は指についた液を見分した。


何だろう、ねばねばしている・・・おしっこじゃない・・・これは何?!


「おや、性急ですね。『子猫ちゃん』をいじるのはまだ早いですよ」


クロードはロイの右手を掴み、再び乳房の上に戻した。


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