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山猫と狼
第9章 絶頂を迎えて
クロードは、深く感じかけていたロイを見捨てたのだ。


「どうしたんですか。物足りない顔をしていますね」


クロードの嫌らしいにやけ顔。


「先ほどのように、ご自分で気持ちよくなったらいかがです?」


ロイは顔を真っ赤にした。


「ふざけるな!」


「無理は体に悪いですよ」


クロードはそう言いながらロイの手をつかみ、彼女の乳房の上に手を添えさせた。


「さあ、私にあなたの可愛いらしい行為を見せてください。してくれたらご褒美も差し上げますよ」


「・・・断る」


「はあ?今なんとおっしゃいましたか?」


クロードはわざと白を切る。


「この・・・てめえ・・・!」


ロイはクロードの手に嚙みついた。彼の手のひらにはうっすら血がにじむ。



「ああ、痛いなあ・・・。あなたがプリンセスであると同時に、気性の荒い野生の猫であることを忘れていました」


クロードはロイのつくった傷口をペロリと舐めた。


「・・・もう一度言いましょう。自分で楽しみなさい。


その可愛いお胸で感じているところを私に見せてください。


さもないと、殿下の目の前で部下をぶち殺しますよ?」


クロードは瞳孔を開き、青筋を立てながら言葉を継いだ。


流石のロイもクロードの言葉に圧倒され、仕方なしに乳首を自分で転がし始めた。


「そう。それでいいんです」


クロードは満面の笑みを浮かべた。
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