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おま〇こエルフ三姉妹 同棲生活はじめました♡
第8章 暗雲
「うん、分かったよ。二人とも、気をつけていってらっしゃい」
「ばいば~い♪」
マリアは微笑んで答え、アーシャは元気に手を振った。
「え、送るって、どういうこと……? 車でも持ってるとか?」
「そんなもの、必要ないわよ。私はエルフよ?」
ツカツカと僕に歩み寄る。ソフィは、僕と腕を組んだ。一瞬、彼女のとんがった耳の先端が、僕の耳をくすぐる……けど、あくまで一瞬のこと。彼女は、僕を引っ張って歩きだした。
デートでエスコート……という艶っぽい雰囲気ではなく、むしろ戦場の衛生兵みたいで頼りがいがある。
「エルフなんだから、とうぜん魔法くらい使えるわ。……それっ」
パチン、とソフィが指を鳴らすと、彼女の体が光に包まれる。びっくりして目をつぶってしまった。
「うっ……!?」
目を開けると、ソフィの格好は様変わりしていた。
下着だけの、あられもない姿だったのが、ちゃんと服を着ている。
ノースリーブのシャツに短パン。
長い手袋に、ブーツ。
腰には矢筒。
背中にマントを羽織り、手には弓を持っている。
いかにも、ファンタジー小説などに出てくる、森エルフの狩人、あるいは弓射手――といった装いだった。
「す、すごい……!」
「これが、森での普段の格好なのよ。今日は、最初から脱いでいただけで」
「そ、そうなんだ……似合ってるね」
ツリ目でいかにも気が強そうな彼女には、こんな格好はぴったりだと思う。掛け値なしの感想を述べると、ソフィはウインクで返した。
「ありがと。兄貴もスーツかっこいいわよ。で、忘れ物はないわね? じゃ行きましょ」
ソフィは僕を引っ張って、ドアの外に出る。
「また魔法を使うけど、びっくりしないでよ」
「ま、魔法……? え、何するの」
エルフと言えば、魔法が得意……という設定も多いと思うけど、彼女はいったいどういう魔法を使うのだろうか。
「ばいば~い♪」
マリアは微笑んで答え、アーシャは元気に手を振った。
「え、送るって、どういうこと……? 車でも持ってるとか?」
「そんなもの、必要ないわよ。私はエルフよ?」
ツカツカと僕に歩み寄る。ソフィは、僕と腕を組んだ。一瞬、彼女のとんがった耳の先端が、僕の耳をくすぐる……けど、あくまで一瞬のこと。彼女は、僕を引っ張って歩きだした。
デートでエスコート……という艶っぽい雰囲気ではなく、むしろ戦場の衛生兵みたいで頼りがいがある。
「エルフなんだから、とうぜん魔法くらい使えるわ。……それっ」
パチン、とソフィが指を鳴らすと、彼女の体が光に包まれる。びっくりして目をつぶってしまった。
「うっ……!?」
目を開けると、ソフィの格好は様変わりしていた。
下着だけの、あられもない姿だったのが、ちゃんと服を着ている。
ノースリーブのシャツに短パン。
長い手袋に、ブーツ。
腰には矢筒。
背中にマントを羽織り、手には弓を持っている。
いかにも、ファンタジー小説などに出てくる、森エルフの狩人、あるいは弓射手――といった装いだった。
「す、すごい……!」
「これが、森での普段の格好なのよ。今日は、最初から脱いでいただけで」
「そ、そうなんだ……似合ってるね」
ツリ目でいかにも気が強そうな彼女には、こんな格好はぴったりだと思う。掛け値なしの感想を述べると、ソフィはウインクで返した。
「ありがと。兄貴もスーツかっこいいわよ。で、忘れ物はないわね? じゃ行きましょ」
ソフィは僕を引っ張って、ドアの外に出る。
「また魔法を使うけど、びっくりしないでよ」
「ま、魔法……? え、何するの」
エルフと言えば、魔法が得意……という設定も多いと思うけど、彼女はいったいどういう魔法を使うのだろうか。